FPSにおけるプレイ精度を少しでも上げたいと考えるゲーマーが増える中、「アームカバー」を使うプロも多く見られるようになりました。とはいえ、まだ馴染みのない方にとっては「本当に効果あるの?」「必要なの?」といった疑問もあるはず。
本記事では、FPSでアームカバーを使用する理由や、プロも着用しているおすすめ製品、不要派の意見までを網羅的に解説します。
FPSでアームカバーは必要?プロはなぜ使用するのか
プロゲーマーがFPSでアームカバーを使用する理由
結論として、多くのプロゲーマーは、マウス操作の滑らかさと集中力の維持のためにアームカバーを使用しています。たとえば、肌とマウスパッドの摩擦を軽減できる点や、汗による引っかかりを防止できる点が挙げられます。また、長時間のプレイにおける腕の疲労軽減や、一定の温度や圧力による集中力の維持にも役立つとされています。
Valorantではアームカバーはいらないという意見もある
Valorantのようなエイム精度が重要なゲームでは、アームカバーを装着することで、腕とマウスパッドの摩擦が軽減され、滑りが一定になるため、エイムの安定性が向上します。しかし、装着感の違和感や動作の妨げになるといった理由から、必ずしもすべてのプレイヤーが必要としているわけではありません。使用するマウスパッドやデスク環境との相性も影響し、操作性が悪くなる場合もあります。プロゲーマーでも、アームカバーの必要性は個人差が大きく、実際に試してから判断することが一般的です。
プロも着用するFPS用アームカバーおすすめモデルの紹介
プロゲーマーRas選手の愛用品は?
Ras選手は、Apex Legendsのプレイ中にアームカバーを着用していることが配信や大会の映像で確認されています。特に、右腕に装着し、半袖の服装で使用している姿が目立ちます。
Ras選手が使用していた時期(2020年頃)に、ゲーム用アームカバーとして注目されていたのが「AIMCOVER」です。

この製品は、プロゲーマーチーム「父ノ背中」とコラボして開発されたFPS特化型アームカバーで、吸水速乾性や抗菌防臭機能を備えています。手首の少し上までの長さでフィット感が強く、Ras選手のようなハイセンシプレイヤーに適していると評価されています。金属製やプラスチック製のハード系マウスパッドとの相性が良いとされています。
FPS用アームカバーおすすめ3選【初心者~上級者】
以下では、初心者から上級者まで幅広く対応するおすすめのアームカバーを3つ紹介します。
Eadali アームカバー(2枚セット)

価格は約1,500円程度とお手頃。軽量で通気性が良く、長時間のプレイでも蒸れにくいのが特徴です。布製マウスパッド(例:Artisan零)やハード系マウスパッド(例:SkyPAD)どちらでも使えます。
- 初心者: 「アームカバーの効果を試したいけど高額なものは避けたい」という人に最適。Valorantのランクでブロンズ~シルバー帯のプレイヤーや、初めてFPSを始めた人に。
- ハイセンシ~ミドルセンシ: 手首エイム中心のプレイヤーでも違和感が少ない。

DUNLOP Esports ゲーミングマッスル アームサポーター

価格は約4,400円。VCTやALGSなどの大会で使用される信頼性。小指フックと着圧により、ローセンシからハイセンシまで幅広いプレイヤーが恩恵を受けられます。
耐久性があり、洗濯を繰り返しても形状を維持しやすいです。
- 中級者~上級者: ゴールド~プラチナ帯や、ランク上位を目指すプレイヤー。ローセンシ(振り向き15cm以上)や腕エイム主体の人に特に有効。
- プロ志向: Ras選手のようなプロの環境を真似したい人に。

AIMCOVER MK-COMPRESSION(エイムカバー)

価格は約4,400円。プロシーンで広く採用され、VCT選手も愛用。摩擦を極限まで減らし、ハイセンシ~ローセンシの両方で安定したパフォーマンスを発揮します。着圧による筋肉サポートで、長時間のプレイでも疲れにくいのが特徴です。
- 上級者: ダイヤ~イモータル帯や、競技シーンを目指すプレイヤー。Ras選手のようなハイセンシで精密なエイムを求める人に最適。
- ハード系マウスパッドユーザー: ガラス製やプラスチック製マウスパッドを使用している人に。

アームカバーを選ぶ際は、素材の通気性や伸縮性、肘までカバーできるサイズ感、そして洗濯のしやすさを意識すると失敗しにくいでしょう。
FPS用アームカバーはワークマンで買える?

ワークマンでは、主にスポーツやアウトドア向けのアームカバーが販売されており、一部はゲーミング用としても十分に使用可能です。価格は500円から2,000円程度と非常にリーズナブルで、吸汗速乾機能も備わっています。ただし、ゲーミング専用に設計されたものではないため、滑りや圧着感においては専用製品に劣る可能性があります。
FPS用アームカバーは100均でも代用可能?

100円ショップでもアームカバーは入手可能ですが、滑りの良さやフィット感、耐久性といった面で専用製品に比べると見劣りします。あくまで「お試し用途」としての使用であれば選択肢となり得ますが、本格的にFPSをプレイする場合には専用品を検討するのが無難です。
プロ仕様のFPS用アームカバーは本当に必要か?いらない派の本音も紹介
FPS用アームカバーをいらないと感じるプレイヤーは、滑りすぎてかえって操作が難しくなったり、着脱が面倒だったりするという理由を挙げています。また、夏場は暑く感じてしまうこともあり、こうした点から敬遠されることもあります。
このように、アームカバーは「合う・合わない」がはっきり分かれるアイテムであるといえます。
プロ仕様のFPS用アームカバーの選び方【失敗しない3つの視点】

素材選びがパフォーマンスに直結する
アームカバーの素材は、マウス操作の滑らかさや快適さに直結します。滑りやすい表面と通気性に優れた素材を選ぶことで、摩擦による引っかかりを防ぎ、汗によるベタつきも軽減されます。特に長時間のプレイにおいては、通気性が高い素材が快適さを大きく左右します。
サイズとフィット感が集中力を左右する
アームカバーのサイズ選びは、ズレにくさと快適さの両立に重要な要素です。大きすぎればズレて集中を妨げ、小さすぎれば締め付け感でストレスの原因になります。自分の腕の太さに合ったフィット感のあるアームカバーを選ぶことが、パフォーマンスの安定にもつながります。
プレイスタイルとの相性も見逃せない
アームカバーは、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶことも大切です。例えば、肘をデスクに置いてプレイする人と、腕を浮かせて操作する人では、求められる滑りやすさやサポート力が異なります。また、使用するマウスパッドの素材との相性も考慮することで、より自分に合った製品選びが可能になります。
まとめ:プロ仕様のFPS用アームカバーは“試してみる価値アリ”
FPSにおいてアームカバーは、プロだけが使う特別な道具ではありません。少しでも精度や快適さを追求したいプレイヤーにとっては、十分に検討する価値があるアイテムです。
合うかどうかは使ってみなければわからない部分も多いため、まずは安価なモデルから試してみるのがよいでしょう。
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