Logicool G HUBが起動しない・・・それは、ゲーマーやクリエイターにとって悩ましい問題です。G HUBはマウスやキーボードなどのLogicool製デバイスをカスタマイズするためのソフトウェアであり、起動しない状態が続けば、快適な操作環境が損なわれてしまいます。
本記事では、G HUBが起動しない原因と対処法を詳しく解説します。特に、Windows 11環境でよく報告されている無限ローディングの問題に注目し、実際に効果があった対処法をまとめました。
LogicoolのG HUBが起動しない原因とは?

無限ローディングが続く
G HUBのロゴが表示されたまま、いつまでたっても起動しない──これはWindows 11環境でよくある症状です。スタートアップで自動起動する設定にしていると、バックグラウンドで起動を試みて延々とローディングを繰り返してしまうことがあります。
ファイアウォールによる通信のブロック
G HUBは起動時に lghub_agent.exe を通じてループバックアドレス(127.0.0.1)へアクセスを試みます。これをファイアウォールがブロックしていると、G HUBは正常に起動できません。なお、ブロードキャストアドレス(192.168.x.255)へのアクセスも行われており、これも必要に応じて許可しておく必要があります。
Windowsユーザー名の文字問題
一部の環境では、Windowsのユーザー名に全角文字(日本語など)が含まれているとG HUBが正しく起動しないことがあります。半角英数字のみで構成されたユーザー名にすることで回避できる場合があります。
サービスが競合している
logi_lamparray_service というLogicool関連のサービスが、G HUBの起動を妨げている可能性もあります。タスクマネージャーから該当サービスを一時停止することで、再インストールがスムーズに進んだ例もあります。
LogicoolのG HUBが起動しないときの6つの対処法

1. G HUBの再インストールを試す
まず最初に行いたいのは、G HUBの再インストールです。アンインストールせずとも、公式インストーラーを実行するだけで上書きインストールが可能です。
- Logicool公式サイトからWindows版のインストーラをダウンロード
- ダウンロードした lghub_installer.exe を実行
- 『現在の設定を転送』にチェックを入れたまま再インストール
この操作で、設定を保持したまま再構築が可能です。

2. logi_lamparray_serviceを停止する
以下の手順でサービスを停止してから再インストールを試すと、無限ループが解消されたという報告があります。
- タスクマネージャー → [サービス]タブ
- 「logi_lamparray_service」を停止
- G HUBをアンインストール
- PCを再起動
- 任意のG HUBバージョンを再インストール
サービスがバックグラウンドで干渉している場合は、この方法でうまくいく可能性があります。

3. ファイアウォールの設定を見直す
ループバックアドレス(127.0.0.1)への通信がブロックされていないか確認してください。G HUBはこのアドレスにアクセスしないと起動できない場合があります。
4. 動的ライティングを無効にする
Windows 11でG HUBがうまく動作しない場合、動的ライティング機能が影響している可能性があります。次の手順で無効にできます。
- G HUBのLIGHTSYNC設定から「Windows設定」をクリック
- または、「設定」→「個人用設定」→「動的ライティング」
- 「自分のデバイスで動的照明を使用する」をオフに設定
これにより、Windows側のライティング制御とG HUBが競合する問題を回避できます。
5. ユーザー名を確認する
Windowsのユーザー名に全角文字(漢字・ひらがな・カタカナ)が含まれていないか確認しましょう。G HUBは一部のマルチバイト文字を正しく処理できないことがあります。
6. 自動更新をオフにしておく
G HUBの自動更新によって不具合が再発する場合があるため、設定から自動更新をオフにしておくのも一つの手段です。特に安定して動いているバージョンを維持したい場合には有効です。
まとめ
G HUBが起動しない問題は、複数の要因が絡み合っていることが多いため、ひとつひとつ順番に確認していくことが大切です。最初は再インストールから試し、うまくいかなければファイアウォールやサービスの設定、ユーザー名のチェックなども行いましょう。G HUBは便利なソフトですが、トラブル時の対応もまたユーザーに求められる場面があることを忘れないようにしましょう。
もし今回の対処法でも解決できない場合は、Logicool公式のサポートに問い合わせてみることをおすすめします。
コメント